子供の非認知能力を伸ばす習い事9選

近年、学力だけでなく、将来の成功を左右する「非認知能力」の重要性が注目されています。

非認知能力とは、知的能力以外のスキルや特性を指します。

わかりやすい例で簡単に言うと、東大や京大などの知識はある高学歴でも、仕事ができない、お金を稼げない人はたくさんいます。

その反対に、中卒や高卒でも高い年収を稼ぐような社長がいます。

どちらが非認知能力が高いのかというと、断然後者です。

ですから子供の成長においては、学校の成績だけでなく、社会的スキルや自己管理能力が重視されるようになっているのです。習い事は、そのような非認知能力を育む一つの手段として注目されています。

ここでは、子供の非認知能力を伸ばすのに特におすすめな習い事9選を紹介します。

それぞれの概要と、なぜその習い事が選ばれたのか、理由も詳しく説明します。

ダンス

ダンスは、音楽に合わせて体を動かすことで、運動能力だけでなく、子供の表現力やリズム感、協調性などを育むことができます。

また、発表会などで人前で踊る経験を通して、自信を持つことや目標達成の喜びを味わうこともできます。

合気道

合気道は、相手を制するのではなく、相手の力を利用して自分が有利な体勢に導く武道です。合気道を通して、礼儀作法や集中力、冷静さを養うことができます。

また、相手と協力して技を行うことで、協調性やコミュニケーション能力も育むことができます。

絵画・工作

絵画や工作は、自由な発想で作品を作り上げることで、創造性や想像力を育むことができます。また、作品を完成させるために集中力や忍耐力が必要となります。

さらに、作品を他の子供と鑑賞しあうことで、コミュニケーション能力や協調性も育むことができるでしょう。

水泳

水泳は、全身運動なので、体全体をバランスよく使うことができるので以前から子供に人気の習い事です。水圧によって自然と背筋が伸びるので、姿勢も良くなります。

さらに、水泳は一人で黙々と練習するだけでなく、仲間と競争したり、リレーをしたりすることで、協調性やコミュニケーション能力も育むことができます。

楽器・リトミック

楽器演奏やリトミックは、音楽に合わせて体を動かすことで、運動能力やリズム感、表現力などを育むことができます。楽譜を読むことで、集中力や読解力も養えます。

さらに、アンサンブルを通して、周りの仲間との協調性やコミュニケーション能力も育むことができます。

団体スポーツ

サッカーやバスケットボールなどの総合型スポーツは、チームで協力して一つの目標に向かって努力することで、協調性やコミュニケーション能力を育むことができます。

試合に勝つために戦略を立てたり、瞬時に判断したりする経験を通して、問題解決能力や判断力を養うこともできます。

料理

料理は、レシピを見ながら手順通りに作業を進めることで、集中力や読解力、計画性を養うことができます。包丁の使い方や火加減の調節など、様々なスキルを身につけることができます。

さらに、家族や友達に料理を振る舞うことで、何かに取り組むことでの達成感や喜びを味わうこともできます。

自然体験・ボーイスカウト

自然体験やボーイスカウトは、自然の中で様々な活動をすることで、探求心や冒険心を育むことができます。

また、仲間と協力して課題を解決したり、キャンプなどの活動を通して、自立心や責任感を養うこともできます。

演劇

演劇は、台本を読み解き、自分の役を演じることで、表現力やコミュニケーション能力を育むことができます。

また、観客の前で演技することで、自信を持つことやプレゼンテーション能力を養うこともできます。

補足：プログラミングは選ばれないの？

子供の習い事として大人気のプログラミングは、子供の非認知能力を伸ばす習い事として非常に有効ですが、今回紹介の9つの習い事には選びませんでした。

その理由は、認知能力に重点が置かれやすいからです。

プログラミングは論理的思考力や問題解決能力など、認知能力の向上に効果的な習い事として知られています。

しかし、非認知能力は認知能力とは異なり、目に見えない能力です。そのため、プログラミングが非認知能力を伸ばす習い事として認識されにくいという側面があります。

プログラミングは一人で黙々と取り組むイメージが強く、協調性やコミュニケーション能力を育む習い事ではないと考えられがちです。

しかし、近年ではチーム開発やオンラインでのプログラミングコンテストなど、協調性を必要とするプログラミング学習も増えています。

上記のような理由から今回紹介の9つの習い事には選ばれなかったものの、プログラミングは子供の非認知能力を伸ばす上で非常に有効な習い事であることは間違いありません。

まとめ

子供の非認知能力を伸ばすためには、様々な経験をすることが大切です。上記で紹介した習い事は、どれも子供の非認知能力を伸ばすのに効果的なものです。

子供の興味や性格に合った習い事を選ぶことで、より効果的に非認知能力を伸ばすことができます。